体臭が気になる。
体臭には発生する仕組みというものがあります。 汗の種類には、体全体から出る無色無臭のエクリン汗と、わきの下などの特定の部分から出るアポクリン汗があります。 私たちを悩ませるのがタンパク質や脂質を含んだアポクリン汗で、無菌状態では無臭でも、細菌によって分解されるとニオイを発します。 特にワキの下の汗によるニオイの強いものを「ワキガ」と呼んでいます。 「ワキガ」はワキの下に集中している汗腺の分泌物が、細菌によって分解され発生する腐敗臭です。 その強烈な臭いは、本人の努力だけで消し去る事は困難です。 <ワキガについて> ボディラインにも顔にも自信があるのに、体臭がキツイ…。 外見の好条件も自信も、ワキの下のいやな匂い、いわゆるワキガによって一瞬にして崩れてしまいますね(笑)。 体臭はだれでも持っているもの。 しかし、それがほとんど分からない程度のものなら良いのですが、自分でも気になるようくらいですと大きな悩みのタネとなってしまいます。 一説によると、ワキガ体質者は全国で500万人、そのうち強い体質保持者が200万人を超すといわれています。 このワキガ体質はもともと、狩猟民族である西洋人で80%強といわれ、農耕民族の日本人では約10%程度です。 体臭を日常的なこととして気にしない西洋人に比べ、体臭に慣れていない日本人は気にする人が多いようです。 そもそもワキガの強い体臭は非常に高い率の遺伝によるものです。 片親がワキガですと約50%、両親ともにワキガだと約75%の割合で遺伝します。 昔の人々はこのワキガがにおう人ほど魅力的だと感じていたらしいのですが、現代人にとっては一部のマニアの方以外にはウケは悪いのは確実です(笑)。 そもそも、ワキガ臭は汗腺のうちアポクリン汗腺という汗腺から出る汗に、皮脂腺の分泌物や皮膚表面の細菌が混ざり合って異臭を発し、エクリン汗腺からの汗に乗って空中に発散される状態をいいます。 アポクリン汗腺からの汗に含まれる物質は黄色い汗ジミの原因になり、下着やお気に入りの洋服も洗濯では落ちないほどのシミを残してしまいます。 また、エクリン汗腺からの汗が多いほどワキガの症状としては重症です。 今悩んでいる汗や体臭が、普通の汗のニオイなのか、それともワキガ臭を伴う汗のニオイなのか、チェックしてみましょう。 ・両親がワキガ体質である ワキガ体質は優性遺伝なので、両親がワキガ体質の場合、高い確率で子どもに遺伝するといわれています。家族のニオイをチェックするか、または話し合ってみましょう。 ・耳アカがやわらかい・湿っている ワキガ体臭の人は、ほぼ100%の確率で耳アカが湿っています。なぜなら、耳の中にワキガ体質の人がもつアポクリン腺と類似した汗腺があるからなのです。 ・シャツに黄色いシミができる ワキは汗をかきやすいところですが、シャツやブラウスに黄色い汗ジミができる人はワキガ体質の可能性が高く、強いニオイを発すれば決定的です。 ・ワキ毛が多い ニオイのもとをつくるアポクリン腺や皮脂腺は毛根部分に存在しているので、ワキ毛が多い人はその可能性が高く、とくに毛が太い人に多く見られます。 ・ワキの下の多汗 暑さや寒さに関係なく、つねにワキの下が湿っていたり、また、興奮したり緊張したときにたくさん汗をかき、その汗に粘りけがあれば可能性大です。 上記の項目にひとつでも当てはまる場合は可能性が高いです。 普段から清潔を心がければニオイはだいぶ抑えることができますが、気になるようでしたら早めに対策をとりましょう。 <多汗症について> ワキガ体質合併症状として、多いのが“多汗症”です。 緊張することなどにより、局部的に、手のひら、足の裏、ワキの下など、異常に汗をかく症状です。 精神的な部分が大きいため、基本的に治療は難しいものです。 ワキガ臭は多汗症の力を借りて強力に、つまり汗を多くかけばかくほど匂いが強くなるというしくみ(相乗効果)のため、両方の汗腺からの分泌を抑えることが最善の治療法といえます。 気になる体臭の治療法としては、汗腺の活動を抑制し、ニオイのきつい汗の分泌を抑える作用のあるサプリメントを飲む、もしくは汗腺を取り除く手術をうけるってとこでしょうか。 |
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